関西のみならず、全国から強豪が集ったTHE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 2016 OSAKA ROUND.その中でも最も過酷な、無差別1on1部門で名だたるプレイヤーたちを倒し、優勝を果たした「COOAS チクリン」選手にGRAND FINALを前に気になる質問に答えてもらった。
”長崎の不沈艦” COOAS チクリン
長崎県出身。中学生の頃から鉄拳をはじめて、数々の大会で活躍。2016年9月よりクアーズ株式会社からスポンサードを受け、プロ活動を開始した。個人タイトルを獲得したのは今回が初。その勢いで頂点を目指す。
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プロゲーマー チクリン選手について
――プロになってから、どのような変化がありましたか?
会社からゲームをするための様々なサポートを受けるようになりましたので、格闘ゲーマーとしての責任感が芽生えました。特に、今まで趣味でやっていたゲームが仕事になりましたので、そこに対する意識が一番変わったと思います。
――日々の練習や、大会に対する姿勢、試合に向けての心構えを教えてください
日々の練習では自分の試合などを見直して、まだまだ甘いところがたくさんあるので、そこを改善できるように意識しています。また、試合のときには緊張して動けなくなるのが一番だめだと思いますので、守るだけでなく攻めることも考えつつ、楽しんで大会に臨めるように気持ちを持っていっています。
――プレイヤーとしてどこを目指していますか?
「世界一強くなりたい」という気持ちがありますので、世界最強のプレイヤーを目指したいということと、自分自身がどこまで強くなれるかチャレンジしていきたいと思っています。
大阪ラウンドについて
――予選はどんな気持ちで挑まれましたか?
前回の闘神祭で緊張して全然動けずに負けてしまったということもありましたので、今回は守るだけでなく攻めることと、また緊張しすぎず楽しんで大会に臨めるように意識しました。
――今お話にあった『闘神祭2016』では残念な結果となってしまいましたが、そこからどのような反省があったのでしょうか?
自分でも闘神祭で負けてしまった試合を何度も見直したんですけど、やはり守りすぎて何もできていなかったというのが一番の反省点でした。なので、今回はしっかり攻めることを意識して大会に臨みました。
――大阪ラウンド決勝では終始落ち着いた立ち回りに見えましたが、緊張のほどはどうでしたか?
決勝の時はもう緊張もほぼ解けて、楽しんで臨むことができました。
――大阪ラウンド優勝の決め手はなんでしょうか?
「誰にも絶対負けない」という気持ちと、チームワークです。
――大阪ラウンドを勝ち抜いての手ごたえ、心境はいかがでしたか?
強豪ばかりが出ていた厳しい大会でしたので、そうした大会で個人で一番になれたというのはかなりの自信になりました。
グランドファイナルについて
――団体戦が多い鉄拳の大会の中で、今回は予選から常に1人ということにプレッシャーはありますか?
個人的になのですが、チーム戦よりどちらかというと個人戦のほうがプレッシャーは少ないかな、と思います。
――グランドファイナルで気をつけたいことはなんですか?
これだけ大きな大会に出ることが初めてなので、緊張しすぎて動けないというのが一番嫌ですので、しっかり楽しんで大会に臨みたいと思います。
――意識している相手はいますか?
うーん…そうですね。個人のプレイヤーということではなく、海外や国内の選手も非常に厳しいブロックを勝ち抜いてきた選手ばかりですので、全ての選手を意識して日々練習しています。
――グランドファイナルにはどのくらい自信をもっていますか?
自信と言われると結構難しいですけど、絶対誰にも負けたくないので、強い気持ちをもって大会に臨みたいと思います。
――では、最後にグランドファイナルにむけて意気込みをひとことお願いします!
自分が鉄拳をはじめた中学生の頃から、ずっと世界一になりたいと思っていました。ついにこうした舞台に立つことができますので、絶対に優勝を目指して頑張りたいと思います。